皆さん,こんにちは。
青藍塾代表の澁谷です。
突然ですが,皆さんはディズニーランドはお好きですか?
私は千葉県在住ながら,2年前の夏に家族を連れて行ったきりで,そろそろまた行きたいなあと思っているところです。
カリブの海賊やビッグ・サンダー・マウンテン,スペース・マウンテンなど,楽しいアトラクションが本当にたくさんありますよね。
また,ホーンテッド・マンションも最も人気のあるアトラクションの一つですが,そのホーンテッド・マンションの,乗り物に乗るまでの通路に,ネコやカエル,ブタやアヒルなどの動物たちのお墓があるのはご存じですか?
そのアヒルの墓碑に刻まれている言葉が,実は英語の助動詞の勉強になる,というのが今日の本題です。
さて、その言葉とは,
OUR DUCK "SKIMMER"
Shouldn't Have Visited The Neighbors Before Dinner
です。
名前の SKIMMER は,「水面をすべる者」という意味で,空を飛べないアヒルにはぴったりの名前ですね。
そして,それに続く,
Shouldn't Have Visited The Neighbors Before Dinner ですが,
visit the neighbors before dinner は「夕食前に近所の人を訪ねる」という意味であるのはすぐに分かりますよね。
では,shouldn't have Vp.p という表現はご存じですか?(Vp.p は過去分詞形という意味です)
should には「~するべきだ」という〈義務〉の意味がありますが,これに完了形 have Vp.p をくっつけると,「~するべきだった」という〈過去〉の意味がミックスされます。
それだけでなく,「~するべきだったのに,しなかっただなんて,何て馬鹿だったんだ」というように,〈後悔〉や〈非難〉の気持ちも表します。
(主語が一人称であれば〈後悔〉,二人称や三人称であれば〈非難〉と捉えましょう)
さらに,今回の SKIMMER の墓碑にあるように,否定形の shouldn't have Vp.p であれば,「~するべきではなかったのに,してしまっただなんて,何て馬鹿だったんだ」となります。
そうすると,
「夕食前に近所の人を訪ねるべきではなかったのに,訪ねてしまっただなんて,何と俺は馬鹿だったんだ」という意味になります。
つまり SKIMMER は,近所の人に夕食として食べられてしまったために,死んでしまったのだということがわかります。
悲しさ半分,面白さ半分の,ユーモアあふれる言葉ですね。
今度,ディズニーランドに遊びに行った際には,ぜひこの言葉をチェックしてみてください。
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