2022年度 千葉大学 解答例

【解答例】

 [出典:Adam Grant, Think Again: The Power of Knowing What You Don't Know (New York: Viking, 2021), pp.2-4]

問1 賢ければ賢いほど,より複雑な問題を解決することができる。

(問題文:The smarter you are, the more complex the problems you can solve.)


問2 全ての研究において,選び直された解答の大多数が,誤った答えから正しい答えに直されたものだったということ。


問3 答えを変えたからではなく,答えを変えるべきかどうか考えたことによって得点が上がったのである。

(問題文:it’s not so much changing your answer that improves your score as considering whether you should change it.)


問4 新しい考えを取入れるよりも古い考えに固執していた方が精神的に楽だから。また,事実とされていることを疑うことで世界が予測困難なものになってしまい,自らのアイデンティティーをも脅かすことになってしまうから。


問5 実験したところ,熱湯に入れられたカエルは,火傷を負って器から逃げられない場合があり,一方でぬるい水に入れられたカエルは,水温が高すぎると感じた瞬間に器から逃げ出してしまったから。


問6 私たちはひとたびその話を聞いて事実だと受け入れてしまうと,わざわざそれを疑うことは滅多にしないのである。

(問題文:Once we hear the story and accept it as true, we rarely bother to question it.)


 [出典:Katie Engelhart, "What Robots Can - and Can't - Do for the Old and Lonley," New Yorker (May 24, 2021).]

問1 the cat is not real


問2 ニューヨーク州に住む高齢者たちの孤独感を解消するため。


問3 ロボットのペットを受け取った高齢者の70%が,1年後には孤独感を感じることとが少なくなった。


問4 ロボットの電池が切れてしまうほど,高齢者たちがロボットのペットを気に入ったということ。


問5 女の子向けに設計されたおもちゃのペットが,おじいちゃんおばあちゃんのために買われているのに気が付いたこと。


問6 his robots could give older people's lives "meaning"


問7 機械が自分のことを機械ではないと人間に信じ込ませることができた時に,機械は「知能」を持ったということができる。

(問題文:a machine can be said to possess "intelligence" when it can fool a human into believing that it is not a machine.)


問8 自分のルンバを修理してもらいたがるのは,孤独感を感じている人たちであり,彼らは自分のルンバに愛着を覚えているから。


1.No one [ paid much attention to ] David’s awful lies.

2.I [ wish I had tried ] harder at university.

3.You must [ carry out the police officer’s ] instructions precisely.

4.Abebi [ is not walking slowly enough ] for me to keep pace with her.

5.I used to find living alone strange, but now I’m [ used to it ].

6.I was [ about to fall ] asleep when the alarm rang.

7.Rudy asked him [ if he knew what ] time the trial began.

8.I’ll organize the meeting [ as(so) long as you ] arrange the schedule.

9.How long is it [ since Gina left ] her job?

10.You [ were not obliged to volunteer ] for the mission.



【語句・表現】

Ⅰ 問3 

強調構文(it is ~ that …「~こそ…である」)と比較表現(not so much A as B「AではなくB」)が組み合わさった文。S improve O は「SがOを良くする」と訳してもよいが,無生物主語構文を日本語に直すときにはOを主語に変えたほうが自然な日本語になるので,ここでは,「SによってOが良くなる」と訳した。



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