2022年度 慶應義塾大学 文学部 解答例

【解答例】

Ⅰ [出典:Tim Wu, The Tyranny of Convenience, 2018]

(1) (A) aggregate

(2) サービスは便利なほど市場での独占が強まるという事。(25字)

(3) 利便性は私たちを自由にするために作り出されたにもかかわらず,私たちのしたいと思っていることを制約してしまうこともあり,その巧妙な手口によって私たちは利便性の奴隷となってしまう可能性もある。

(和訳文:Created to free us, it can become a constraint on what we are willing to do, and thus in a subtle way it can enslave us.)

(4) 便利品の発明により貴族階級だけでなく一般市民も教養を身に着ける時間を得たという事。(40字)

(5) (ア) conformity

(6) もし最初の便利革命があなたの暮らしや仕事をより楽にすることを約束したとすると,二回目の革命はあなたが自分らしくあることをより簡単にすることを約束した。

(和訳文:If the first convenience revolution promised to make life and work easier for you, the second promised to make it easier to be you.)

(7) 私たちはその形式と慣習のせいで,どのビーチや山の写真を自分の背景画像として選ぶのかといった最も表面的なものを除いた,個性を表現する全ての方法を奪い去られてしまう。

(和訳文:Its format and conventions strip us of all but the most superficial expressions of individuality, such as which particular photo of a beach or mountain range we select as our background image.)

(8) 利便性を諦めるということは,仕事をするうえで余計な時間がかかることや失敗するリスクを負うことを意味するが,その代わりに私たちはこの世界や自分,そして人間の経験によって大切なことについて学ぶことができるから。(103字)

(9) If you refuse to spend time (on) interacting with each other, you are likely to lose something essential for human experience.

 / If we do not spend time (on) interacting with each other, we are at risk of losing what is essential to human experience. 

(英訳文:お互い交流することに時間をかけないでいると,人間の経験に欠かせないものを失う危険がある。)




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